Vagrantfile の設定を外部ファイルで制御したい
Vagrantfile は Git リポジトリでバージョン管理されるファイルです。
しかし、利用者ごとに異なるユーザー名やパスワードなどは Git リポジトリにコミットしたくないので、Vagrantfile に直接書くのは避けたいです。
Vagrantfile は Ruby コードとして実行されるので、外部ファイルを読み込むことも可能です。
方法はいろいろあります。
.yml ファイルを読み込む場合
以下のコードで任意の YAML ファイルを Ruby オブジェクトに変換できます。
require 'yaml' vm_config = YAML::load_file('config.yml')
※ このようにする場合は、config.yml を .gitignore に入れておきます。
Vagrant の利用者にプラグインなどをインストールしてもらうこともなく、標準的な機能だけで実現できるので、この方法をオススメします。
※ すごく簡単でシンプルなのになぜかメジャーになっていない。。他の方法を使わなければいけない特別な理由があるのかも?
.env ファイルを読み込む場合
dotenv を Vagrant のプラグインとしてインストールしておきます。
$ vagrant plugin install dotenv
以下のコードで .env を読み込むことができます。
Dotenv.load
読み込んだ設定は ENV オブジェクトに展開されています。
vbox.customize ["modifyvm", :id, "--memory", ENV['MEMORY_SIZE']]
vagrant-secret プラグインを利用する場合
外部の yml ファイルを読み込む専用のプラグインも存在します。
https://github.com/tcnksm/vagrant-secret