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ヒント | |
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ResourceType についての公式ドキュメントは Chef の公式ドキュメントから辿ると非常に見つけにくいです。 Column | |
Resource の実行順序
Recipe は上から順に解釈され、Resource は基本的には Recipe に定義した順でキューイングされ、収束されます。
たとえば、「ファイルをダウンロード」してから「ダウンロードしたファイルを解凍」したい場合は、次のように記述できます。は上から順にコンパイルされ、Resource Collection に格納されます。
基本的には Resource Collection に格納された順で Resource が収束されますので、
たとえば、「ファイルをダウンロード」してから「そのファイルを解凍」したい場合は、次のように記述できます。
コード ブロック |
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remote_file '/tmp/archive.tar.gz' do source 'http://path/to/archive.tar.gz' action :create end bash 'extract tar file' do cwd '/tmp' code 'tar zxf archive.tar.gz' action :run end |
ヒント |
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notifies などを利用して、Resource の実行順序を制御することも可能です。 |
ヒント |
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Recipe に書いたコードは基本的に に書いたコードは Recipe が解釈されるときに実行されます。がコンパイルされるときに実行されます。 |
冪等性を確保する
Chef では何度 Recipe を実行しても同じ結果になることが望まれています。
これは Chef 標準の package Resource などを使用していれば Resource 側で確保してくれるのですが、
bash Resource などでは自力でがんばって確保するしかありません。
冪等性を確保するには、notでは Resource の収束結果は何度実行しても常に同じでなければいけません。
yum_package などであれば、何も考えなくとも冪等性が確保されるのですが、
execute や bash、ruby_block などではサーバーにどのような変更が行われるのか Chef が判断できないので、
自力で冪等性を確保する必要があります。
冪等性を確保するためのひとつの手段として、ガード条件 があります。
これは、not_if や only_if を使用して Resource にガード条件を設定します。に収束するための条件を設定するものです。
例えば、特定のファイルが存在しないときだけ Resource を実行するには次のように書きます。を収束するには次のように書きます。
コード ブロック |
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exexute 'install peco' command 'cp /tmp/peco_linux_amd64/peco /usr/local/bin/peco' not_if { File.exists?('/usr/local/bin/peco') } end |
この例では、Resource が実行される直前に が収束される直前に not_if ブロックの Ruby コードが実行され、結果が false のときだけ Resource が実行されます。が収束されます。
逆に結果が true のときだけ Resource が実行されるようにしたい場合は が収束されるようにしたい場合は only_if を使います。
また、Ruby のブロックでなく、文字列を直接わたすこともできます。
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この場合は not_if にわたした文字列がシェルスクリプトとして実行され、実行結果が 0 以外のときだけ Resource が実行されます。が収束されます。
さきほどと同じように、結果が 0 のときだけ Resource が実行されるようにするには が収束されるようにするには only_if を使います。
Recipe を書く手順
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