| 目次 |
|---|
Jenkins の Cookbook をつくる
ここまでの話を踏まえて、実際に Cookbook を作ってみてください。
作成するのは Jenkins をインストールする Cookbook です。
Jenkins とは
継続的インテグレーションツールです。
http://jenkins-ci.org/
...
Chef を使っている方であれば、知っておいて損はないと思います。
...
インストール手順を確認
まずは、手動でインストールするときの手順を確認します。
※ ハンズオンのために少しめんどうな手順でインストールしています。まずは、Chef を使わずに手でインストールするときの手順を確認します。
Jenkins のインストール方法はいろいろとありますが、今回はハンズオンのために次の手順で統一します。
http://pkg.jenkins-ci.org/redhat/ から rpm をダウンロード
コード ブロック $ wget http://pkg.jenkins-ci.org/redhat/jenkins-1.568-1.1.noarch.rpm
ダウンロードした rpm を yum コマンドでインストール
コード ブロック $ yum localinstall jenkins-1.566-1.1.noarch.rpm
/etc/sysconfig/jenkins を編集して、実行ユーザーを変更
コード ブロック $ sed -i 's/^JENKINS_USER="jenkins"/JENKINS_USER="kitchen"/' /etc/sysconfig/jenkins
情報 'kitchen' ユーザーは Kitchen で起動したインスタンスの一般ユーザーです。
作成した Cookbook は Kitchen を使って動作確認を行うので、このユーザーを Jenkins の実行ユーザーにしておきます。利用するディレクトリのオーナーを変更
コード ブロック $ chown -R kitchen:kitchen /var/lib/jenkins $ chown -R kitchen:kitchen /var/log/jenkins $ chown -R kitchen:kitchen /var/cache/jenkins
サービスを登録・起動
コード ブロック $ service jenkins start $ chkconfig jenkins on
今回はここまでの手順を Chef で自動化できるように Recipe を作成します。
[演習] Cookbook をつくる
手動でのインストール手順を把握できたら、Cookbook をつくり、Recipe にしていきます。インストール手順を確認したら、実際に Jenkins をインストールする「jenkins Cookbook」をつくって Recipe を書いてみましょう。
ヒント: Cookbook の名前
Cookbook の名前には、インストールするアプリケーション名を英小文字でつけるのが一般的なようです。
Jenkins をインストールする Cookbook であれば、 次のようにします。
| コード ブロック |
|---|
$ chef generate cookbook jenkins |
ヒント: 使いそうな Resource
- コマンドを実行する
- ファイルをダウンロードする
- パッケージをインストールする
- テキストファイルの内容を置換する
- ファイルやディレクトリのオーナーを変更する
- サービスを起動する / 自動的に起動するように登録する
Kitchen を使って動作チェック
Recipe の作成がひととおり完了したら、Kitchen を使って動作チェックをします。
次のページ へ進んでください。