今日は、2021年4月から始まった「開発系技術報告会」について紹介します。
どんな会なの?
先のブログ投稿で、認識系技術報告会についてお伝えしました。
これは、案件を通じて得られた 社内の機械学習に関するノウハウなどを共有する場です。
近年、認識系の他に、社内の「開発系」に関するノウハウを共有する場もあったほうが良いのではという意識が高まってきました。これで始まったのが「開発系技術報告会」です。
そもそも社内の体制は?
来栖川電算の社内は、大まかに以下2つの体制に分かれています。
1: 研究系
- ● 案件に携わる人
- - 研究系のアルバイト・正社員が、お客様から受けた研究開発の案件を実施します
- ● 研究アシスタント
- - 機械学習の最先端の論文を調査したり、案件のサポートを行ないます
2: 開発
- ● 研究支援サービスの開発
- - 機械学習の研究で使うAnnoFabなどのサービス開発を行ないます
- ● インフラ
- - 社内サーバやネットワークの保守管理はもちろん、社内で使う便利ツールの提案や開発も行ないます
- ● 開発アシスタント
- - 主に「社内の困りごと解決」全般を担います。具体的には、社内のツール開発や、サービス開発のサポートなどを行ないます
何が発表されたの?
2021年4月の報告会から、発表のアウトラインを記します。
1. インフラチーム
インフラチームがこの半期で調査した技術要素について共有・提案が行なわれました。
- ● VSCode Remote Container について
- ● deno やってみた
- ● Dockerに関するノウハウ
- - 「ネットワーク設定は network=host が良さそう」な話
- - Dockerfileの良い書き方
- ● NextCloudのCLI作った話
- ● 調査した技術要素についての共有
- ● その他色々
2. AnnoFab (1)
主に、チームの持つ「価値観」について共有されていました。
普段、中々 チームの垣根を超えて価値観を共有する機会がないため、他のチームにとっても良い刺激となったようです。
- ● 働き方の価値観
- - コアタイムについて
- - コミュニケーション
- - 開発プロセス
- - 使用技術の選定背景
- ● チームメンバ紹介
3. AnnoFab (2)
AnnoFabの技術スタック、半期で蓄積したノウハウが共有されました。
- ● 認証基盤
- - Cognito
- - 自前のトークン発行基盤もある
- ● コンピューティング基盤
- - Lambda
- - ECS/Fargate
- ● DB基盤
- - DynamoDB , Elasticsearch
- ● ログ
- - CloudWatch Logs & Insights
4. お客様案件 with 開発アシスタント
対外的にお客様のいる案件に、弊社 開発アシスタントがサポートで入った件について振り返りなどが共有されました。
5. AnnoFabのカスタムエディタ機能を使った新規アノテーションエディタの実装について
AnnoFabには「カスタムエディタ」という機能があり、AnnoFabが備えているエディタ以外に、独自のアノテーションエディタを実装できます。
カスタムエディタ機能を使って、社内で開発している新規エディタのプロジェクトから ノウハウや進捗などが共有されました。
いかがでしたでしょうか。
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