今日は、「事務所のDiscord配信」について紹介します。

経緯

来栖川電算では、COVID-19の流行に伴い、緊急事態宣言下では 原則フルリモートでの勤務となりました。
緊急事態宣言解除後は、「基本はリモート推奨、出社する場合は感染症予防対策を実施した上で出社する」という方針です。
これにより、緊急事態宣言解除後には リモート出社組と物理出社組が混在しています。

リモート出社と物理出社が混在すると、以下のような要望が出てきます。

  • ● 家だと孤独感が募る!会社に人がいるなら、いる人の様子が見たい!
  • ● 会社にいる人でヘッドセットをし忘れている人に、物理的に話しかけたい!
  • ● リモートでもコーヒータイムに参加したい!
  • ● 会社でゲームしている人のプレイが見たい!

これらを解決し、もっとリモート出社と物理出社の垣根を小さくするために、Discordによる事務所のリモート配信を開始しました。

やっていること

会社の様子を、大きく3つのエリアに分けて配信しています。

  1. ゲームコーナー
  2. 執務室
  3. ラウンジ

どのエリアも、Discordの配信サーバを使って、カメラやPCの映像などを配信しています。

ゲームコーナー

会社に置いてあるPS5やSwitchなどで遊べるエリアがゲームコーナーです。
ゲームの画面&サウンド、およびプレイヤーの音声を配信しています。

いま出社してゲームをやっている人がいないので、写真が撮れません…
いずれ人が戻って、ゲームをやる人が復活したら また書きたいと思います。

執務室

従業員のデスクがあり、仕事をするエリアが執務室です。
執務室内では、複数のIPカメラを組み合わせて、配信サーバで映像を集約しています。

IPカメラ。事務所天井に据え付け、天井裏を通じてPoE(Power over Ethernet)ルータへ配線されている

配信サーバに集約した映像は、OBS Studioでレイアウトされ、OBSのウィンドウプロジェクタに映されます。
ウィンドウプロジェクタの映像は、Discordを通じて配信されます。

配信サーバにはスピーカフォンがついており、Discordで「執務室」チャンネルに入って話しかけることで、執務室内の人への呼びかけ & 応答が可能です。

ラウンジ

マッサージチェアやゲームコーナー、丸テーブルなどがあり、従業員がリラックスして話せるエリアがラウンジです。
ラウンジにはUSBカメラ2台と、カメラがつながっている配信サーバがあります。

 

ラウンジにある「告知・連絡用ディスプレイ」と、その上端に取り付けられたカメラ2台。

カメラ2台のアップ。

カメラ2台の映像をサーバのOBS Studioでレイアウトし、ウィンドウプロジェクタで映したものをDiscordでライブ配信しています。

OBS Studioでレイアウトされたカメラ2台の映像。

実際に配信されている映像。( 人が消えていますが、上の画像とは別のタイミングで撮影したものです )

物理出社組がいるときに開催されるコーヒータイムも、Discordで中継しています。

ラウンジの配信サーバも、執務室と同じくスピーカフォンが接続されており、Discordの「ラウンジ」チャンネルで呼びかけ & 応答ができます。

うれしさ

社内では、こんな喜びの声がありました。

  • ● 「この会社で働いている」「ちゃんと人がいる」という安心感につながる
  • ● リモートだと1人の時間が多いが、たまにDiscordを見ると人の顔が見れるのでホッとする
  • ● ラウンジでやっているコーヒータイムにDiscordから参加できるので、雑談の機会が増えた

来栖川電算では、人が安心してつながる・働ける仕組みづくりに取り組んでいます。
興味を持たれた方はぜひ採用ページをご覧ください。

ありがとうございました。