新型コロナウィルスの流行開始から3年半ほどが経ちました。
完全フルリモートの期間を経て、柔軟に働ける環境を作ってきました。
今回は、2023.11月現在のリモートワーク環境についてお伝えします。
今のリモートワーク状況は?
緊急事態宣言後は全員がフルリモートで勤務していましたが、現在は以下3つが混在した勤務体制になっています。
- フルリモートワーク
- ハイブリッドワーク
- フルで物理出社
近年、用語として浸透してきたハイブリッドワークは「リモートワークを週に何日、物理出社を週に何日」と切り替える勤務の仕方です。
「家だとどうしても仕事がやりづらい」という方や、勤務の仕方に幅を持たせたいという方にも対応した勤務体制を整えました。
ハイブリッドワークについても、例えば「いつもは会社に行くけれど、今日は医者に行く予約があるからリモートワークにする」といった柔軟な決定が可能になっています。
物理とリモートの環境をつなぐ
物理出社も再開されてきて、リモート勤務の人にとって気になるのは「会社の人たちはどんな感じなのかな」ということのようで。
会社の様子をみんなで見られるようにするため、以下のような環境を作っています。
会社の様子を見れるように
従業員が仕事をしている執務室にはIPカメラが天井に設置されています。
そのカメラの様子は、社内で開発したストリーミングサービスを経由して見ることが出来ます。
また、従業員がコーヒーを淹れて飲んだり談笑したりする「ラウンジ」にも、大きなディスプレイとPC + Webカメラを設置しています。
たまに誰かが「●●さんいますか?」と話しかけています。
廃れていった仕組みとその原因
かつて、来栖川電算では「カメラON Day」として「Discordにつないでいる間、なるべくWebカメラをONにしましょう」という仕組みを作っていたことがありました。
今はこの仕組みは解消されています。
これは、「カメラONはやっぱり恥ずかしい」という心理からか、徐々にカメラONにする人が少なくなってきたことに起因するものです。
一方、執務室とラウンジをそれぞれWebカメラ + Discordでつないで「見られる」ようにする仕組みは残っています。
- ● 常にカメラONであることが分かっており
- ● だいたい複数人が一度に映っている
ことから、個々人の恥ずかしさは軽減されているものと思われます。
従業員からの提案で「仮説検証」をしていく
来栖川電算の場合、ほぼすべての取り組み・仕組みは従業員から提案されて実現されていったものです。
廃れていったものから残って発展していったものまで、「仮説を立てて検証していく」というマインドが大きく根を張っている会社ではないかと思います。